大会長挨拶

第7回日本フットケア・足病医学会関西地方会学術集会大会長
谷村 信宏
愛仁会井上病院・血管外科

 このたび、2026年1月24日(土)に大阪府 千里ライフサイエンスセンターにおいて、第7回日本フットケア・足病医学会関西地方会学術集会を開催させていただくこととなりました。 このような大役をお任せいただくにあたり、ご指導・ご推薦賜りました本会世話人ならびにご協力いただきました会員の先生方には心より御礼申し上げます。 本学術集会は日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が合併して日本フットケア・足病医学会となった後、2019年11月9日に神戸にて新須磨病院 北野育郎会長の下に第1回の関西地方会学術集会が開催されました。 今回の第7回大会では第1回同様 血管外科医が担当させていただきますが、前回の第6回大会でも大阪労災病院看護師 溝端美貴会長のもとで副会長としてお手伝いさせていただいた経験を糧に、参加者の皆さんにとって魅力ある学術集会にできればと考えています。 そして、私と同じフットケア指導士仲間でもある健栄会三康病院看護師 清水砂奈恵さん、愛仁会井上病院看護師 西山育美さんのお二人に副会長としてご協力いただき、毎回好評を得ているハンズオンセッションなども充実させたいと思います。

 本会のテーマは『LEAD (Let’s Everyone Against foot Diseases)~みんなで足病変に立ち向かおう!~』 といたしました。 重症下肢虚血(CLI: chronic limb ischemia)の概念が包括的高度慢性下肢虚血(CLTI: chronic limb-threatening ischemia)となり、私どもが得意とする虚血改善だけでなく、医師以外も含めた多くの職種による集学的治療の重要性がさらに認識されるようになっています。 本学会のように本当に多職種が一堂に集まる学会で、「歩行を守る」という共通目標に向かい、普段関わらない視点からも議論することは非常に意義深いものと考えられます。 また本学術集会の開催形式は現地開催としており、多くの方々が直接顔と顔を合わせてチーム力を集結し、「みんなで足病変に立ち向かう」一助となれば幸いです。 ただし、いくつかの演題はオンデマンド配信を予定しておりますので、当日会場に来られなかった方々にも参考にしていただければと思います。

 それから、今回の目玉として市民公開講座を企画しました。 子供の足が大切で、靴が重要であるというイメージがあり、特に成長期の靴選びがその後の人生を左右するとも考えられますが、実際どういう靴がいいのかわからないと言った保護者が数多くおられると思います。 それに関する専門教育が追いついていない現実が課題としてあり、一般市民の方はもちろんのこと、本学術集会に参加していただく医療従事者の方にも、少しでも正確な知識を持っていただくことを目的として開催できればと考えています。

 さあ 足フェチの皆さん 千里に集まって楽しく交流しましょう。 スタッフ一同万全の準備を持ってお迎えします。